「五月雨」とは旧暦五月ごろの雨だそうです。
ちょうど梅雨時期の雨になりますでしょうか
長次郎黒のカセ肌の黒茶碗ですが、黒釉に含まれる硅石が窯変により結晶し変化をつけています。
箱書きに「長次郎 黒茶碗 銘五月雨」と覚々斎が書付けており、おそらくこの銘は白い結晶の変化を「五月雨」と見ての事でしょう。
長次郎茶碗としては類を見ない作行きの茶碗で、胴には箆目をクッキリと残した珍しい逸品です。
現在は、湯木美術館の蔵となっております。
古の利休時代の雨を感じて「昭楽作 五月雨うつし茶碗」をお使いいただけたら幸いです。
この作品は、昭楽窯公認サイトhttp://takakomarket.official.ec/にて販売中です。
長次郎 五月雨
2021.4.14 長次郎