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虎渓三笑 蓋置

2021.5.7  未分類 

今日は、中国の故事「虎渓三笑」についてのお話し。

晋王朝、東晋時代の事と伝わっておりますので
西暦317年~420年ころのお話です

中國浄土宗の開祖・慧遠(えおん)法師は晩年
廬山の東林寺に隠棲し、もう二度と東林寺の渓谷「虎渓」の石橋を渡るまい、と誓っておりました。
ある日の出来事、旧知の詩人・陶淵明(とうえんめい)と道士・陸修静(りくしゅうせい)が慧遠を東林寺に訪ね、昔を懐かしみ話し込んだそうです。

そして、彼らが帰る段になっても話に興じ、三人は不覚にも「虎渓」の石橋を渡ってしまっていたのです。
虎の吠える声を聞いてそれに気づいた三人は大笑いして別れたということです

中国や日本の「禅画」にも描かれる故事です。

来年は、寅年ですね。
「虎渓三笑」いかがですか。
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