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虎渓三笑 蓋置

2021.5.7  未分類 

今日は、中国の故事「虎渓三笑」についてのお話し。

晋王朝、東晋時代の事と伝わっておりますので
西暦317年~420年ころのお話です

中國浄土宗の開祖・慧遠(えおん)法師は晩年
廬山の東林寺に隠棲し、もう二度と東林寺の渓谷「虎渓」の石橋を渡るまい、と誓っておりました。
ある日の出来事、旧知の詩人・陶淵明(とうえんめい)と道士・陸修静(りくしゅうせい)が慧遠を東林寺に訪ね、昔を懐かしみ話し込んだそうです。

そして、彼らが帰る段になっても話に興じ、三人は不覚にも「虎渓」の石橋を渡ってしまっていたのです。
虎の吠える声を聞いてそれに気づいた三人は大笑いして別れたということです

中国や日本の「禅画」にも描かれる故事です。

来年は、寅年ですね。
「虎渓三笑」いかがですか。
https://takakomarket.official.ec/


虚室作 窯変黒茶碗

2021.4.17  未分類 


私、佐々木虚室が創作いたしました「窯変黒茶碗」
漆黒の柚肌にのぞく雅やかな窯変は、銅、鉄、コバルト等の鉱物が還元作用による変化がもたらした唯一無為の茶碗の世界です。
宇宙に輝く銀河の様な金彩は、金箔を低温で焼きつけたもの。

茶碗の姿は、所謂、利休形の長次郎茶碗ではなく、歪みをもった「光悦形」

佐々木虚室、独特の技法と感性で作り上げた作品です。

https://takakomarket.official.ec/で紹介していただいております。

長次郎 五月雨

2021.4.14  長次郎 

「五月雨」とは旧暦五月ごろの雨だそうです。
ちょうど梅雨時期の雨になりますでしょうか

長次郎黒のカセ肌の黒茶碗ですが、黒釉に含まれる硅石が窯変により結晶し変化をつけています。
箱書きに「長次郎 黒茶碗 銘五月雨」と覚々斎が書付けており、おそらくこの銘は白い結晶の変化を「五月雨」と見ての事でしょう。

長次郎茶碗としては類を見ない作行きの茶碗で、胴には箆目をクッキリと残した珍しい逸品です。

現在は、湯木美術館の蔵となっております。
古の利休時代の雨を感じて「昭楽作 五月雨うつし茶碗」をお使いいただけたら幸いです。

この作品は、昭楽窯公認サイトhttp://takakomarket.official.ec/にて販売中です。

長次郎 あやめ

2021.4.12  未分類 

「南方録」によると、利休は「黒 渓蓀」という茶碗を三回用いている。
渓蓀(あやめ)、おそらくこの使われたのであろうと思われる古くから名高い茶碗である。
箱の表に「長次郎焼 茶碗」 裏に「あやめ 旦」と千宗旦が書付けている。
利休から宗旦、一翁宗守官休庵に伝わり、現在は熱海MOA美術館の蔵品となっている。
長次郎外七種に数えられる名碗で、「禿」などの作行と同じくする、長次郎茶碗の典型作といえる。
全体に小振りで愛らしい茶碗ではあるが。しっかりとした重厚感をもっている。

長次郎特有のカセた黒釉の中に、茶褐色の窯変が表れており、その銘の
「あやめ」を侘びの世界で表現したような茶碗である。

只今、昭楽窯公認の販売ウェブサイトで「長次郎 あやめ 写し」を
販売中です。
http://takakomarket.official.ec/

当窯公認の作品販売サイト様

2021.4.12  作品販売サイト様 

当窯の作品をご購入いただけるサイト様です
takakomarket.official.ec/

開店間もないサイト様ですので掲載作品はまだ少量ですが
お問い合わせいただきますと、当窯全作品のご購入が可能となりました。
当窯公認の販売サイト様ですので、安心いただきご利用いただけます。
尚、当窯では窯元直接の販売はいたしておりません。
takakomarket.official.ec/ をご利用ください。

窯主 佐々木虚室 敬白

書道用お道具

2021.4.2  未分類 

私、一年前から書道のお稽古を始めておりまして、
王羲之や空海の臨書を中心にお稽古しております。

お稽古している折に、無機質な金属製の文鎮がどうも気になり
「楽焼で作ってみようと」思い立ち
試作を繰り返し、お稽古で使ってみて、試行錯誤を繰り返してきました。

その甲斐あってか、漸く数点の作品が完成いたしました。

「書を彩る道具たち」です。

その作品を、先日セレクトショップサイトを立ち上げられた
たかこのマーケット」さんで独占販売いたします
https://takakomaket.official.ec/


今後「たかこのマーケット」さんでは、当窯の楽茶碗等も販売していただきます。
松楽窯、昭楽窯、帰来窯の作品のご用命も
お気軽にお問い合わせください。

窯主 佐々木虚室 敬白

長次郎 東陽坊

2021.2.24  長次郎 

昭楽作 「東陽坊」うつし黒茶碗
重要文化財

利休七種茶碗にかぞえられる黒茶碗で国の重要文化財に指定されている。

箱の表に、利休の自筆とされる「東陽坊」の名がはっきりと墨書されている。
その「東陽坊」の銘は利休の門人で京都の真如堂に住する人物の名で、利休が、その門人・東陽坊にこの茶碗を贈るのに際し、その名を箱に書付けたのであろう。
外箱には、「東陽坊 黒茶碗 利休所持 蓋之書付自筆」と仙叟宗室と文叔宗守が連名で極め書きを記している。

作行は、同じく重要文化財の「大黒」「無一物」とは明らかに異なった独特の姿をしている。
きっぱりと腰を区切って口部にかけて僅かに外へ広がりを見せながら真っ直ぐに立ち上がり、口造りは内に抱え込ませず内側から薄く僅かに丸みをもって削られている。
高台も特徴を持った削りで、その高台は小振りで畳付を幅広く平らに取り、高台内側は小さく円形の削り込んでおり、広く平らな畳付には、目跡がくっきりと五つ残されている。

また、「禿」「万代屋黒」などの、長次郎カセ釉とよばれる艶のない茶褐色の黒釉ではなく、黒楽釉がよく溶けた黒味の強い光沢のある釉調である。
このことからも、「禿」「万代屋黒」のカセ釉の黒茶碗よりもなお高温で焼かれたものと推測されます。

樂12代弘入 春の雪

2021.2.20  未分類 

昭楽作 弘入「春の雪」うつし黒茶碗

胴裾に、徳川頼倫公から拝領された「樂」の印を模した装飾がなされ、その部分を黄刷毛状に施釉した弘入が得意とする作行きである。

力強い茶碗で小振りに引き締まった高台は土見せとなっており、畳付きを広く取り、高台内側は深く削り込まれており、その高台脇には「八樂印」と呼ばれる石山丈山筆の「樂」印が捺されている。

この「春の雪」という茶碗は、以上のことから、弘入が63歳で隠居する直前の作と読み取れる。

箱には表千家12代惺斎宗左が以下のように書付けをしている
「吉左衛門作 黒茶碗 銘春の雪 左」

厚く施された黒釉は幕釉になっており、その釉切れにははっきりと白く蛇褐がみられ、あたかも山々に残る春の残雪を思わせる景色となっている。



長次郎 万代屋黒

2021.2.17  長次郎 

昭楽作 長次郎「万代屋黒」うつし黒茶碗

まさに「利休形」の典型といえる姿の茶碗で、利休が好んで使った茶碗の一つであり、内箱には、啐硺斎が「利休所持長二郎 黒茶碗万代屋 宗安傳ル依而万代屋黒と云 左(花押)」と書き付けていることから、その銘の「万代屋黒」とは、利休から利休の嫁婿・万代屋宗安に伝来した事から付けられたのであろう。

小振りの茶碗でゆがみや装飾を排した茶碗で、長次郎黒茶碗の初期の作と思われ、利休「侘び茶」の心が作り込まれた茶碗である。

2013年に公開された映画「利休にたずねよ」で実際に使われ脚光を浴びた茶碗である。