写 2026.1.12 写-Utsushi- 「写し」とは、形をなぞることではない。 それは、先人への深い敬意をもって向き合い、 その思索と沈黙に触れようとする、真剣勝負の対話である。 利休が遺した問いの前に立ち、 400年という時間の隔たりを越えて、 なお生き続ける美意識と向き合う試み。 写されているのは、形ではなく、 削られ、選ばれ、残された思考の痕跡。 この一碗は、過去を再現するものではない。 いま、この時代において、 問いを生かし続けるための「写し」である。